Mackie Control Protocol (MCP) インテグレーション

ParksTool MIDIコントローラーはPitchbendとVpotを送信できます。**Mackie Control Protocol (MCP)**をサポートしています。

主なMCP機能マッピング

ParksToolコントローラーの各要素をMCPプロトコルに合わせて以下のように設定できます。

  • Fader (ボリューム調整): Pitch Bendメッセージを使用します。(14-bit高解像度制御)

  • V-Pot (Pan/Trimなど): Relative CCモードまたはエンコーダー専用モードを使用します。

  • Button (転送/機能制御): Note On/Offメッセージを使用します。

  • Bank Change: Note Onメッセージを使用して8チャンネル単位で移動できます。

注釈

使用するソフトウェア/ハードウェアのMCP実装方式により、具体的なNote番号やCC値は異なる場合があります。

活用例: Sound Devices 8-Series

Sound Devices 833, 888などのレコーダーはMCPプロトコルをサポートしており、外部フェーダーの拡張が可能です。以下は**ParksTool 4ES-2K**モデルを使用してチャンネル9-12のフェーダーを制御する設定例です。

4ES-2K (4 Encoder + 2 Key) 設定ガイド

この設定はエンコーダーを**Pitch Bend**に設定し、**キー(Key)**機能を使用してチャンネルを**シフト(Shift)**する方式で動作します。

重要

**本設定は4ES-2Kモデルを基準**に作成された**例**です。ParksToolの他の製品を使用する場合、その製品のハードウェア構成に合わせて**設定を応用**する必要があります。基本的なMCPプロトコルの原理(Pitch Bendフェーダー制御、Note 46/47バンク切り替え)はすべての製品に同様に適用されます。

1. エンコーダー(ダイヤル)設定 (Fader機能)

4ES-2Kのエンコーダー4個(ダイヤル)をSound Devices 888のフェーダーとして動作するように設定します。

設定項目

設定値 (各エンコーダー)

備考

機能

Pitch Bend

1, 2, 3, 4

各エンコーダーを順番にPitch Bend 1, 2, 3, 4に設定します。

注釈

この設定は基本的にミキサーの**チャンネル1-4**を制御するようにします。次のステップの**チャンネルシフトキー**設定を通じて**チャンネル9-12**制御に切り替えることになります。

2. キー(Key)設定 (チャンネルシフト機能)

Sound Devicesレコーダーに「次の8チャンネルを制御する」という信号を送るために**Bank Change**コマンドを割り当てます。

+8 チャンネルシフト (Bank +)

設定項目

設定値

備考

機能

Note

Note Onメッセージ使用

チャンネル

1

ノート (Note)

47

Note **47 (B2)**が**+8 チャンネルシフト**機能を実行します。

速度 (Speed)

127

オプション: チャンネルシフト復帰機能 (-8 チャンネル)

設定項目

設定値

備考

機能

Note

チャンネル

1

ノート (Note)

46

Note 46 (A#2/Bb2)**が-8 チャンネルシフト**機能を実行します。

速度 (Speed)

127

3. 使用方法

  1. 4ES-2Kのエンコーダーを上記の設定通りPitch Bend 1, 2, 3, 4に設定します。

  2. Sound Devicesに接続します。

  3. 初期状態ではエンコーダーがチャンネル1-4を制御します。

  4. Note 47 (B2)**に設定されたチャンネルシフトキーを**一回押します

  5. これで4ES-2KのエンコーダーがSound Devices 888の**チャンネル9, 10, 11, 12**のフェーダーを制御するようになります。

Pitch BendとBank Shift設定例

4ES-2K設定例: 各エンコーダーはPitch Bendに、KeyはNote B2(47)/A#2(46)に設定してバンク切り替えを実装した様子です。

追加情報: Trim (Gain) 制御

フェーダー以外に入力トリム(Trim/Gain)を制御するには**vpot**機能を使用できます。

  • 機能: MCP vpot (Input Trim 制御)

  • 設定: ParksToolエンコーダーを**MCP vpot**モード(またはCC Relative)に設定

  • Sound Devices設定: 833/888の全トリム範囲をスムーズに制御するために、Web Configuration Toolで該当エンコーダーの**Potentiometers Divider**値を**調節**することをお勧めします。

    注釈

    **Firmware v8以上**では、既存の'Resolution'設定が**Potentiometers Divider**に変更されました。この値は**Potentiometerの全回転範囲内でメッセージを何回送信するか**を決定します。vpot制御を円滑にするためには、**この値を十分に高く設定**して実験的に最適な感度を見つける必要があります。

プリセット(Preset)を利用した簡単設定

MCP設定をいちいち手動で入力するのが面倒な場合は、**Preset**機能を活用できます。

  • **ParksTool Web Configuration Tool**で**vpot**と**pitchbend**設定があらかじめ適用された**Preset**をロードすると、一旦VPOTやPitch bend設定を簡単に行うことができます。他の詳細な設定は別途修正する必要があります。